2025年11月の記事一覧

2025年11月の記事一覧

高まる金の価値と変わらぬ「継ぐ」心〜maison kintsugi ginzaの思い〜



金の価格がこれほどにも高くなるなんて、誰が想像したでしょうか。
金1グラム2万後半にまでなろうとしています。
銀も、ここ10年で最高値。
金継ぎの現場では、
この数字が“重み”としてのしかかっています。
見積もりの時には見えなかったヒビが作業の途中で出てくることがあるんです。
思いのほか金粉を使って、原...
高まる金の価値と変わらぬ「継ぐ」心〜maison kintsugi ginzaの思い〜の画像

「金継ぎ=金」と言う常識を超えた「銀で継ぐ美意識」

「銀で仕上げる、もうひとつの金継ぎ」


「金継ぎ=金で仕上げるもの」——そう思っていませんか?


けれども実際には、器の個性によっては銀で仕上げる”ほうが美しくなることもあります。
光沢を放つ金が主役になりすぎるとき、器そのものの持つ渋みや余韻がかき消されてしまう。
そんなときに選ばれるのが、静けさをま...
「金継ぎ=金」と言う常識を超えた「銀で継ぐ美意識」の画像

焼き物の呼吸に触れる金継ぎ

壊れた器に耳を澄ませたことはありますか?


多くの人は、ひびが入った瞬間に「もう使えない」と思うでしょう。
でも私たち修復の仕事をしていると、器が静かに語りかけてくる瞬間があるのです。
「まだ終わりじゃないよ」と。


先日、楽焼の名匠・吉村楽入さんの抹茶茶碗を修復したときも、
まるで息をしているような柔ら...
焼き物の呼吸に触れる金継ぎの画像

不完全を愛する心ー侘び寂びと金継ぎの美学


「完璧なものこそ、美しい」と思い込んでいませんか?


実はその考えこそ、日本文化に深く息づく「侘び寂び」の心からは最も遠いものです。侘び寂びとは、不完全さや時間の経過に価値を見出す美意識のこと。茶の湯を大成した千利休も、欠けやヒビに宿る美を重んじました。そこから金継ぎの文化も育まれたのです。


私が...
不完全を愛する心ー侘び寂びと金継ぎの美学の画像

新品より美しい、『かけた器』が持つ本当の価値


なぜ“欠けた器”が新品以上の価値を持つのでしょうか。


多くの人は壊れた器を「もう使えない」と思ってしまいます。

その器の価値が途切れたように感じてしまうから。

Maison kintsugi ginzには、アメリカやヨーロッパなど各国より代々大切にされてきた器が届きます。

ひびの入ったティーカップや...
新品より美しい、『かけた器』が持つ本当の価値の画像

金継ぎアーティストという生き方ーー壊れた器が導く新しい可能性


金継ぎーティストという新しい生き方


「壊れた器は、もう使えない」――そう思うことはありませんか?


けれども、本当はそこから新しい可能性が始まるのです。
欠けやヒビは“終わり”ではなく、“生まれ変わり”なのです。


私が金継ぎを始めたきっかけは、フランスの骨董市で出会った一枚の平皿でした。
とても美しかっ...
金継ぎアーティストという生き方ーー壊れた器が導く新しい可能性の画像

金継ぎアーティストという生き方ーー壊れた器が導く新しい可能性


金継ぎーティストという新しい生き方


「壊れた器は、もう使えない」――そう思うことはありませんか?


けれども、本当はそこから新しい可能性が始まるのです。
欠けやヒビは“終わり”ではなく、“生まれ変わり”なのです。


私が金継ぎを始めたきっかけは、フランスの骨董市で出会った一枚の平皿でした。
とても美しかっ...
金継ぎアーティストという生き方ーー壊れた器が導く新しい可能性の画像

美しい金継ぎはお米から始まるーー伝統が教えてくれた真の修復





「美しい金継ぎは、お米から始まりる?」
割れてしまった器の金継ぎをする上で、多くの人は便利な接着剤や市販の材料に頼りがちですが、それでは真の仕上がりは得られません。
私は麦漆を使って接着していた頃、段差ができたりズレたりと数えきれない失敗を重ねてきました。


しかし、伝統に立ち返りお米を使った途端、...
美しい金継ぎはお米から始まるーー伝統が教えてくれた真の修復の画像

高騰する金粉、その1粒に宿る職人の想い



金が値上がりして、金粉の価値もどんどん高まっています。  
今は1グラム¥25.000円ほど。昔とは比べものにならないほど、大切で貴重な素材です。
この金粉には、ただの素材以上の意味があります。  
器の割れたところをただ埋めるだけでなく、新しい命を吹き込む大切な役割を持っています。
金継ぎは、割れ...
高騰する金粉、その1粒に宿る職人の想いの画像

なぜ世界はKINTSUGIに見せられるのかーー壊れた器が導く再生の美




「なぜ世界は“KINTSUGI”に熱狂するのか?」


欠けやヒビの器、ずっと気になって食器棚に並べていませんか?「壊れた器は、もう使えない」と。


古代より受け継がれている金継ぎの修理方法があります。金継ぎは単なる修理ではありません。器に新しい命を吹き込み、むしろ前より美しい存在に変える“再生のアー...
なぜ世界はKINTSUGIに見せられるのかーー壊れた器が導く再生の美の画像

磁気のマグカップも金継ぎできる?長く楽しむための工夫

「磁器のマグカップ、金継ぎで本当に直せるの?」


磁器のマグカップを金継ぎで直すことはできます。ただし、少し注意が必要です。


金継ぎはもともと、抹茶茶碗を修復するところから始まりました。土器と漆はとても相性が良く、長い年月を経ても安定しやすい特徴があります。
一方で、近代になって広く使われるようにな...
磁気のマグカップも金継ぎできる?長く楽しむための工夫の画像

「修理か、買い替えか?」器が教えてくれるもう一つの選択

「修理か、買い替えか?」


「割れたからもう使えない」
そう思って捨ててしまう、もしくは食器棚の奥の奥にしまっているという人がとても多いのですね。


本当にそれでいい?と問いかけてみてください。
器は壊れた時点で価値を失うのではなく、むしろ新しい物語をまとい始めます。


高くない器だけど、金継ぎ修理してもい...
「修理か、買い替えか?」器が教えてくれるもう一つの選択の画像