金継ぎーティストという新しい生き方
「壊れた器は、もう使えない」――そう思うことはありませんか?
けれども、本当はそこから新しい可能性が始まるのです。
欠けやヒビは“終わり”ではなく、“生まれ変わり”なのです。
私が金継ぎを始めたきっかけは、フランスの骨董市で出会った一枚の平皿でした。
とても美しかったのに、ヒビが入っているため購入を迷いました。しかし思い切って持ち帰り、日本で金継ぎを知り、初めてその皿を修復したときのこと。ヒビに金が蒔かれた瞬間、器はアートのように息を吹き返しました。
大切なのは「壊れたから仕方ない」と諦めることではなく、「新しい命を吹き込む」ことです。まずは小さな欠けを直す体験から始めてみてください。その一歩が、自分の手で器を蘇らせる喜びを知ることにつながり、やがては作品として販売できる道も開けます。
器を直すことは、未来を継ぐこと。
あなたの手から生まれる金継ぎは、ただの修理ではなく、新しい生き方の始まりになるのです。
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