骨董市で出会ったフランスの器。
欠けていても、その佇まいに心を奪われた。けれど、日常で使う勇気が出なかった。
「どうしていいかわからない」——そう感じながらも、手放せずに棚の奥へ。
欠けた器は、まるで自分の心の中の“未完の想い”のように、ずっとそこにあった。
そんな時、金継ぎを知ったという一人の生徒さんがいた。
自らの手で欠けた部分を修復し、金で継いだその器を見た瞬間、彼女は微笑んだ。
「長い間、心に残っていたもやが晴れたようです。明日から毎日使いたい。」
器を直すことは、ものを修復するだけではない。
それは、心を整えるという行為でもある。
欠けを受け入れ、そこに金を添える。その瞬間、器も人も新しい美しさを手に入れるのだ。
金継ぎを体験すると、ものを大切にする心が深まる。
そして、日々の食卓が静かに豊かさを取り戻していく。
欠けているからこそ、美しい。
それが、金継ぎが教えてくれる日本の美学である。
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