四季と漆が教えてくれる’再生の美’

四季と漆が教えてくれる’再生の美’

壊れた器の価値が上がるなんて、  
誰が想像したでしょうか。  


多くの人は、「欠けたら終わり」と思い込んでいます。  
でも実は──  
欠けやヒビが入ってからこそ、  
美しさが深まる器もあるのです。  


漆を知ったばかりの頃、  
季節によってこんなにも漆の表情が変わるなんて  
想像もしていませんでした。  


今の季節、乾燥が強くて漆がなかなか乾かない。  
漆は、しっとりとした高温多湿を好みます。  
四季を感じ、自然を読む――  
そこに日本の美が息づいています。  


黒漆(黒サビ)、白漆原(酸化チタニウム)、  
ベンガラ漆(酸化鉄)。  
工程に合わせて漆を選び、  
季節に合わせて練り直す。  


たったそれだけで、  
仕上がりの美しさが見違えるほど変わるのです。  


だから、伝えたいのです。  
欠けた器を捨てる前に、  
「もう一度生まれる可能性」を思い出してほしい。  


まずは、金継ぎの基礎から一歩踏み出してみてください。  


お気に入りの器が蘇る瞬間、  
壊れたことが価値を奪うのではなく、  
直すことで価値が生まれる。  


欠けは、終わりではありません。  
そこから、美しさが始まります。






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